2004-01-01から1年間の記事一覧

佐藤大輔「皇国の守護者8 楽園の凶器」

新刊が出るたびに某板の飢餓感に苛まれた信者たちが「まただ、また偽電に違いない」「○○方面、索敵結果ハ如何ナリヤ」などと狂騒的な祭りを繰り広げ、数スレッドを一瞬のうちに消費してしまうある意味恐ろしい作家、「御大」こと佐藤大輔氏の新刊です。 我々…

菅浩江「永遠の森 博物館惑星」

この「博物館惑星」はSFマガジンに連載されていた時にちらっと読んでいたことがあるのですが、単行本が文庫落ちしたので、改めて買って読んでみました。 菅さんの本は、中高生のころに「メルサスの少年」、「記」、「オルディコスの三使徒」、「氷結の魂」、…

「イノセンス」日本語字幕版

SFヲタの端くれなら当然見るでしょう、という感じの映画ですが、日本語字幕版上映の告知が公式サイトにあるので、それを見てふらりと見に行ってしまいました。しかも二回。以前(10年くらい前)ならこういうのは、映画会社から「一ヶ所で一回しかやりませんが…

中の人によって思いだしたように書かれるこの日記ですが、最近見たものをまとめておきます。つーか備忘録みたいになってきたな。

本日の糧食(2004/3/24版)

昼に何か作ろうと思い、材料を探して台所まわりをがさごそやっていたのですが、そこでホールトマトの缶詰を発見。母上に「使ってもよろしくありますか」(意訳)と聞いたところ、「いつも備蓄しておるゆえ、好きに使うがよい」(これも意訳)とのお達しが。使用…

スティーヴン・ジェイ・グールドとオリヴァー・サックス

SF好きがよく用いる表現の一つに「センス・オブ・ワンダー」という言葉がある*1。日本語で表すならば、「全く想像もしなかった未知のものごとや概念に直面したときの衝撃と興奮」というあたりだろうか。如星師匠の言を借りるならば「脳味噌の今まで使ってい…

現実逃避につらつらと思ったことを書いてみる……と長くなってしまった。何をやっているんでしょう僕。

幸村誠「プラネテス」4巻

第一部完結かー。SFヲタの端くれとしては考証や設定についてついつい突っ込む視点で読んでしまうのですが、そういう点での違和感は感じませんでした。世界をきっちり考えて作った上で、宇宙少年(現役かOBかは問いません(笑))やSFヲタ以外の人たちにも楽しめ…

小川一水「導きの星」(1〜4)

うそ師が「SF好き、歴史好きなら読め!」と大絶賛していたので買ってみました。結論から言うと、私もうそ師に同感です。「マルドゥック・スクランブル」も非常に良かったけど、これもかなり良い。湘南急行の車内で読みふけっているといつのまにか藤沢に着い…

余談その2

ちなみに最初に購入したR2ではファインダー内の二重像合致式距離計の像が水平方向にブレているということが購入後、夕食を食べて先輩と ニヤニヤ(・∀・) しながらモノを検分していたときに判明。一気に ショボーン(´・ω・`) となってしまいました*1。 それ…

余談その1

後日、こうして渡された108コマ分を撮りきって現像(とプリントとCDへの焼き込み)に出しに新宿に行ったわけですが、発注し終えてフィルムを補充したついでにプラネテスの4巻も買っておこうかな、と思ったその数十分後には当のプラネテス4巻を含め、8冊の本を…

やってしまった……。

年始に叔父のヘキサーRFをいじらせてもらったら面白かったという話を描いたけど、本当にRF機を買ってしまいました。とりあえず右上に写真を上げておきます。左の猫の話はまたあとで。 ある日、ラスベガスの展示会でライカがRFデジタル機の試作品を発表したと…

放置してしまった……

というか一ヶ月まるまる放置かよ>俺。我が身を振り返ってみればありうるパターンではありますが、これじゃ日記じゃなくて月記だ。とほほ(あるいは『月報』などと言ったほうが嘘偽りがなくて正確なのかしらん。って、こういうタイトルを掲げておいて気にする…

ユニバーサルサービス接客術

目次は出版社の紹介ページを参照。 うーん。こんな本が出るご時世になりましたか。 ある特定の障害について実際にどういうニーズがあってどのような対応が適切なのか、ということは自分がその当事者か直接的な関係者でないかぎり滅多に知る機会がないもので…

世界を見る視点

観察者が立脚する視点によって見えてくる世界像は異なってくる、ということを心理学の立場からは岸田秀、生物学(と科学史)の立場からはスティーヴン・ジェイ・グールドが書いていますが、先日物理学の立場からの説明を読んで目から鱗が落ちました。 いろもの…

アン・ライス「肉体泥棒の罠」(上・下)

ヴァンパイア・クロニクルズ第四作。前作とはうって変わって舞台は現代(90年-91年)に限定され、最初から最後までレスタトの一人称で進行します。人間としての身体と感覚に対する執着を捨てられないレスタトが「肉体と魂を切り離し、交換できる」という詐欺師…

アン・ライス「呪われし者の女王」(上・下)

ヴァンパイア・クロニクルズ第三作。前二作で話の基礎になる世界観とキャラクターの方向性がかっちり固まってきている上で、太古から生き続けている双子の魔女や、この世に生まれた最初の世代のヴァンパイアたちなど新しいキャラクターが登場し、古代のヴァ…

ジョルジュ・ジャン「文字の歴史」(『知の再発見』双書)

こちらも創元社の本ですが、SF/ミステリーの東京創元社とは別の出版社です。ややこしいので念のため。ここの「知の再発見」双書というシリーズに年末から新年にかけて出版社がテコ入れしていたらしく、町田や新宿の書店で平積みコーナーができていました。新…

天の十二分の一

1月も終わってしまいましたが、そういえばちょっと前に「天の十二分の五」という作品が創元SF文庫から出ていたなーと思っただけで特に深い意味はありません>タイトル。 というわけで思いだしたようにやってみる読書感想文まとめ書き。本当はうそ師のように…

冲方丁「マルドゥック・スクランブル」(1)〜(3)

えー。読了しましたが、すごい本です。SF読みを自認するこのへんの人はみんなぞねででもbk1ででもReal書店ででもいいから、可及的速やかに三冊まとめ買いしてください。 年末、某所にて: う:「『マルドゥック・スクランブル』というのが日本SF大賞らしいが…

誕生日問題

「k人の集団の中で、誕生日が同じ人のペアが存在する確率が50%を越すkを求めてみる」という問題です*1。ここではうるう日を無視し、個々の誕生日の出現確率は等しいとします。kの値を求めるにはk人の集団の中で誕生日が重複しない確率を求める式が立てられれ…

年齢++

というわけで23歳になりますた。なぜかmasaからはことあるたびに「年齢詐称だろ」とか言われますが、詐称ではありません。単に早生まれなだけだっつーの。 しかし嬉しいような嬉しくないような微妙な気持ち。10年前の自分に今の自分の生活を見せたらどういう…

おでかけ常時接続の安心

AirH"をとうとう導入したので*1、Jornada710と組み合わせて歩いているときや電車で移動している時にもテストしてみる。小田急線・井の頭線では結構ちゃんと電波が拾えるし、下り32Kbpsという帯域も実際に使ってみると必要にして十分という印象を受ける。 た…

ぶらぶら

用事があって外出。その後、近くにAssistOnの店舗があるのを思い出してついでに寄ってみた。Webを見てみればわかるように、PCが生活の中にガッチリ組み込まれているPCユーザ向けのオサレ系雑貨屋という印象の店。と一言で言ってしまえば簡単だが、おもしろく…

AirH"

IRCの某チャンネルで、「今時AirH"くらい二人とも持つでしょ〜」とか言われてしまったのでAirH"導入検討中。確かに今使っているJornada710にAirH"があればいつでもどこでもリアルタイムで話ができる環境が作れるんだけど、月5000円の出費はさすがになぁ……と…

ファンタジー職業適性診断

masaのところでやっていたのを見かけて、面白そうだと思って自分もやってみる。 戦士レベル 0 努力すればなんとか 盗賊レベル -8 あきらめましょう 僧侶レベル 1 努力すればなんとか 魔法使いレベル 2 努力すればなんとか占い師「そなたに最も似合う職業は、…

震動と衝動と私(続)

先日発注した時計が届きましたが、結構よくて満足しています。 まずバイブレータがいい。強力なんだけど、「ヴーーーーーン」といかにもモータの回転音でございという感じで震動しつづけるのではなく、心拍のように間欠的に「ドッ、ドッ、ドッ」という感じで…

卒論発表会

大学の所属研究会の卒論発表会を昨日と今日の二日に分けてやっています。卒論発表会というと、学部2・3年は中継スタッフ(カメラマン)をやっていて、4年の時は発表する当事者だったので純粋に観客として見るのはほぼ初めてかもしれません。発表を見ることに集…

振動と衝動と私

先日の振動式目覚ましの話の続き。 某MLで話題になっていた会社のWebサイトをつらつらと見ていたら、こんなものを発見。す、すらばしい。早速クリッククリックして今年初の衝動買い。 グッときたポイントをとりあえず列挙。 デザインがまずまず AC給電なので…

結論

まーなんというか、「趣味って(・∀・)イイヨネ!」と思った一日でした。オチなし。