仏蘭西的物量攻勢に蹂躙されてみる

フランス+物量、とくれば軍ヲタの方々が連想するのは偉大なるナポレオンの大陸軍(La Grande Armee)でしょうが、料理にもかなりのボリュームがあります。真面目なビストロに行った経験をお持ちの方なら、旨くて量もガッツリ、というお皿がどんどん出てきて欣…

Tips for enjoying Nokia 705NK (電子ブック編)

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MobiPocketというアマゾンの関連会社みたいなところがあるのですが、これが電子ブック版のiTunes/iTunes Storeみたいなサービスのクライアントソフトをフリーで配布しています。 これをPC(Windows)にダウンロードしてインストールし、705NKと接続すると705NK…

Tips for enjoying Nokia 705NK (テーマ編)

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705ユーザなら大抵の人がお世話になっていると思われるSoftbank 705NK wikiですが、ここのテーマ編にあるComDlg32.lzhがダウンロードできず、COMDLG32.INFを利用できない場合があります。そういう場合はベクターにあるフリーのVB6ランタイムをPCにインストー…

【お知らせ】携帯メールアドレス変更しました&705NKインプレッション

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既にメールやIRCチャネルなど処処でも告知していますが、携帯メールアドレスが変わりましたのでWeb日記の方でもお知らせします。 旧アドレスはhogehoge@ezweb.ne.jp(au)でしたが、新アドレスはhogehoge@softbank.ne.jp(ソフトバンク)となっております。(要す…

ありえない夢

ちょっと今朝ありえない夢を見たのですが、ここからはかの有名なポルナレフAAを脳裏に浮かべながらお読みください。 家族でちょっと鄙びた温泉地の鄙びた温泉旅館に投宿していたのですが、そこに何かわけのわからんおっさんが乱入してきて、父と姉と真剣にビ…

SFブックガイド、完成しました

8/25の「SF初心者に捧げるSF小説n冊」にて「建設予定地」となっていた以下のセクションを加筆、その他のセクションも細部を少し書き直したりしました。 サイバーパンクの残り火──出色の三編 サイバーパンクの後継者──絶望と希望の狭間で 「SFだからこそ」書…

SF初心者に捧げるSF小説n冊

IRCにて、まうきち先生から「お勧めのSF小説教えてください」とのお達しがあったので、よーし頑張って布教しちゃうぞ!という勢いでSF初心者にお勧めの本をまとめてみました(本日記を読んでいらっしゃる方のうち、どれくらいが非SF者なのかは考えないことに…

春の一日

春らしい、というのを通り越してもはや初夏に近いのではないかと思わせる陽気の一日。こんな日は青い空に桜の色が映えてくれるに違いない、と思い、用事がてらDA21mm F3.2 AL Limitedレンズの試し撮りも兼ねてカメラを持ち出してみました。行きがけに神田川…

桜三景

家にある桜の盆栽がちょうどいま満開なので撮ってみたものを何枚か。いずれも屋内撮影なので、「景」というのもちょっとおかしいかもしれませんがそこは気にしない方針で(何)。なお最初の一枚は18日に撮ったもので、七分咲きという感じです。 全てK10D+フレ…

本日の糧食(2007/3/17版)

前回から実に3年近く、久々の「本日の糧食」シリーズではありますが、実際に作ったのは私ではないのは勘弁してください(誰に言っているんだ>オレ)。母上が魚介のオイル煮とサラダ、ビーフシチューを作ってくれたのでそれで夕食。 このオイル煮、もともとは…

「忘れられない一枚」を求めて: PENTAX K10D+フレクトゴン35mm F2.4/フレクトゴン20mm F2.8

そういったことを思いつつ一年間GR Digitalをいじくっていたところ、昨年末に飛び込んできたのがPENTAXの新型モデル、一眼レフ中級機「K10D」発売の報。最初、これを知ったときには「ふーん」と思っていたのですが、Web上のレビューや作例を見るにつけ、次第…

「撮る」ことの愉しみ: RICOH GR Digital

昨年はほぼ一年間、リコーのGR Digitalというコンパクトカメラで写真を撮っていました。例えば秋の空や、かもされてきましたの写真はGR Digitalによるものです。 このカメラはコンパクトなのはもちろんですが、玩具っぽい曲線や光沢を廃したシンプルで質実剛…

的確なサービス、楽しい時間

ちなみに先述のように、昨年末にもフェア・ドマにランチに行ったのですが、その時には連れはおらず、私一人で行きました。そのためメールでランチの予約を入れるときに「耳が悪いので筆談で対応してもらえると助かります」と伝えておきました。 当日お店に入…

トラットリアの愉悦: F家の場合

1月は私の誕生日ということで、日本橋のフェア・ドマに家族四人でディナーに行ってきました。 このお店は如星師匠のお薦めで、また自分でも昨年末にランチに行ってみたのですが、料理も美味しいし、シェフを始めとするスタッフの対応も、お店の雰囲気も良か…

秋の空

最近散歩がてらに撮ったものをいくつか。 いつだったか友人が「この空が成層圏を突き抜け、宇宙にまで繋がっていることを実感させてくれるような深い蒼」というような表現をしていた記憶がありますが、この時期の晴天の空はまさにそういう感じの色合いをして…

「父親たちの星条旗」: 勝者にとっての「総力戦」という悲劇

クリント・イーストウッドが日米双方の立場から描いていることで話題になっている硫黄島二部作(とここでは呼んでおきます)の第一作、「父親たちの星条旗」を観てきました。「ヒトラー 〜最後の十二日間〜」もなかなかプレッシャーのある戦争映画でしたが、本…

かもされてきました

ぶどう先生のお誘いにより、日本酒の会なるものに行ってみました。菊姫酒造という蔵元のお酒を複数種類飲み比べというマニアックな企画です。 私は体質的に醸造酒に弱く、大量に飲むと悪酔いしてしまうということもあり、お酒はもっぱら蒸留酒(グラッパ・ウ…

接客という「技術(アルテ)」:全方位対応のサービス

「全てのスタッフが何をするにも的確にきびきびと動いてくれる」と書きましたが、今回の滞在では随所で山の上のスタッフの水際だった仕事ぶりを目のあたりにし、その職業人としての意識と練度の高さに非常に感銘を受けました。「素晴らしい」と思った対応の…

かつて在りしものの面影:古き良き「昭和」の残照

昨年4月に社会塵にジョブチェンジして以来、一年半ほど慣れない新天地での研修やら仕事やらでずっと働きづめだったので、現在配属されているプロジェクトが一段落したこともあり、まとめて休暇取得。早めの夏休みと相成りました。 ……さて、この時間をどう過…

中長期のスパンと短期のスパン: 生存における優位と劣位

如星師匠が「他者からの好意をどのように獲得するか」という話題で興味深い話を書いていたので、その話への反応として中長期のスパンと短期のスパンということについてつらつら思っていることを書いてみます(この文章単体では何のことかわからないだろうと思…

[写真] 或る週末の一日

友人夫婦の結婚式という慶事にかこつけ、あちこち移動し遊びまくる。 00:40ごろ着弾(ぎりぎりまで仕事のため拘束されていた)。 03:00ころ就寝。 07:00ころ起床。軽く燃料補給し身支度。蒸し暑いが慶事なのであえてスーツにタイ着用。一応防暑衣として薄手の…

高橋葉介「夢幻紳士」 冒険活劇編1/幻想編/逢魔編 (bk1)

80年代初頭に連載されていた「夢幻紳士」をコミック文庫で復刊したのが冒険活劇編、それをもとにガラリと趣向を変えた同じ主人公の連作短編を新しく「ミステリマガジン」に連載しているのが幻想編と逢魔編、という関係のようです。 「冒険活劇編」はその名の…

よしながふみ「こどもの体温」「愛すべき娘たち」「フラワー・オブ・ライフ」(bk1)

よしながふみの(801ではない)連作作品集と学園もの(共学)。 連作短編集はどちらも家族の話ではあるのですが、前者は「男の子」の視点、後者は「女の子(もしくはかつて『女の子』であった女性たち)」の視点で描かれています。これらの作品に見られるように、…

ニール・スティーヴンスン「ダイヤモンド・エイジ」(bk1)

相変わらずのスティーヴンスン流。現時点では著者の持ち味が一番いい形で出ている作品だと思います。ハードカバーでは数年前に出ていたのですが、文庫落ちしたので購入。 スピード感のある展開の中にこれでもかとばかりに色々と小ネタを盛り込む、一種ペダン…

いろいろありますが一応生きております。帝都の西から帝都の東の果てまでまたもや遠距離通勤の日々。

西川魯介 「野蛮の園」(2)

相変わらずアフォなネタ連発で疾走していますが(褒め言葉)、魯介マンガからは「真面目にバカなことをやっている」という印象も受けます。バカであることに対して真面目であるというか。本棚に並んでいる本のタイトルなど、小ネタのばらまき方も丁寧だし……。 …

ウォルター・J・オング 「声の文化と文字の文化」

IRCの某チャンネルで常々「ふくだマジレス禁止」だの「ボケがつまらん」だの「ふくだオチはー?」だのと言われていることに対する「何でそう言われなあかんねん」という疑問というか鬱屈を解消してくれるかな、と思って手を出したのですが、単にそのへんの事…

マリオン・ジョンソン 「ボルジア家 悪徳と策謀の一族」

「ピルグリム・イェーガー」を読んでなんとなくルネサンス期イタリアづいている時期に書店で見かけたので衝動買いした一冊。 ボルジア家といえば塩野七生さんが「チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷」でチェーザレを、「神の代理人」でその父である…

「まかせてイルか!」

大地丙太郎監督の字幕つきアニメということで、また大地ファンの先輩に貸してもらったもの。 キャラクターといい、独特の高いテンションといい、舞台設定といい、確かに映像としてはとても楽しくて魅力的なのですが、ストーリーとメッセージにはちょっと違和…

佐藤大輔 「皇国の守護者」(1〜8)

微妙に再読フェイズに入ってしまったので、続けて「皇国の守護者」シリーズを読み直し。ある意味新刊欠乏症を加速させるような愚挙ともとれますが、その気になれば世の中には面白い本は沢山あると思っているので、御大信者ではありますが新刊を求めるあまり…