おでかけ常時接続の安心
AirH"をとうとう導入したので*1、Jornada710と組み合わせて歩いているときや電車で移動している時にもテストしてみる。小田急線・井の頭線では結構ちゃんと電波が拾えるし、下り32Kbpsという帯域も実際に使ってみると必要にして十分という印象を受ける。
ただ、変わってくるのは接続性がどうこうということよりもむしろ使い方だろう。実際、これまでもAUのPacketOneで64Kbpsの回線を使えていたので、出先や移動中の接続性は一応あった。とはいっても所詮は従量制なので、普段は極力使わないで通信料を抑えることが前提になる。しかし定額使い放題だといくら使っても通信料は変わらないので、むしろ普段から使うことが当たり前、という意識になってくる。この気分の差が外出時の安心感を大きく左右する。
外出先で(費用面も考慮して)気軽に使える連絡手段としては、これまでは逐次的な携帯メールしかなかった。もちろんリアルタイムに連絡できる手段も欲しいし、それは一応あったのだが携帯ではパケット課金を気にしながらインターネットに接続するしかない。しかしAirH"が使えれば、出先だろうが移動中だろうが費用を気にせずに誰かとリアルタイムに連絡をとれる体制ができる。他人とリアルタイムに会話するにはネットワークを経由するしかない身としては、「いつでもどこでも、すぐに誰かと好きなだけリアルタイムに話せる」という保証が手元にあるのとないのとでは安心感が全く違う。極言すればお守りのようなものと言ってもいい。
それに加えて、外出先でちょっと何かを知りたくなっても自力でWebを調べればすむということにも安心感がある*2。実際、今日はAssistOnにちょっと行こうと思って、AirH"経由でWebをつついて店の地図を入手できた。どうしてもすぐに知る必要があるというようなことでない限り、携帯経由では通信料が気になってこういうことを調べる気にはならない。
というわけで、AirH"はただ持っているだけでも価値があるのではないかとも思う。「いざとなればこれを使えばなんとかなる」という安心感を与えてくれるからだ。それが正しいどうかは別として。