アン・ライス「呪われし者の女王」(上・下)

 ヴァンパイア・クロニクルズ第三作。前二作で話の基礎になる世界観とキャラクターの方向性がかっちり固まってきている上で、太古から生き続けている双子の魔女や、この世に生まれた最初の世代のヴァンパイアたちなど新しいキャラクターが登場し、古代のヴァンパイアの発祥にまつわる因縁が明らかにされています。前二作で出てきたアルマン、マリウスなど主要キャラクターも登場するので、いわばオールスター総出演という感じ。
 むさぼるように一気にがーっと読んでしまったので「いやー面白かったなー」くらいの印象しか残っていませんが(いいのかそんなんで)、たっぷりと堪能いたしました。なんかまともな感想を書くとしたら再読してからだろうな……。