松村劭 「海から見た日本の防衛」

 対馬海峡の戦史から海軍戦略の基本的原則について述べるとともに、日本の海洋国家としての国防のあり方を問う本。松村さんの本はいずれも戦史という現実のケーススタディに依拠しているうえ、文章が明快で読みやすいので、戦略・戦術の入門書として最適だと思います。