2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「まかせてイルか!」

大地丙太郎監督の字幕つきアニメということで、また大地ファンの先輩に貸してもらったもの。 キャラクターといい、独特の高いテンションといい、舞台設定といい、確かに映像としてはとても楽しくて魅力的なのですが、ストーリーとメッセージにはちょっと違和…

佐藤大輔 「皇国の守護者」(1〜8)

微妙に再読フェイズに入ってしまったので、続けて「皇国の守護者」シリーズを読み直し。ある意味新刊欠乏症を加速させるような愚挙ともとれますが、その気になれば世の中には面白い本は沢山あると思っているので、御大信者ではありますが新刊を求めるあまり…

谷甲州 「天を越える旅人」

チベット仏教ネタの面白い本あるよー、ということで色々な意味でツワモノな友人に貸していたのですが、戻ってきたので自分でも再読。冒頭から中盤まではチベットを舞台にした山岳小説として話が進みますが、中盤から終盤にかけては曼陀羅を媒介とし、仏教的…

浅羽通明 「ナショナリズム──名著でたどる日本思想入門」

もともと国家論、ナショナリズム論に興味があるので手を出してみた一冊。明治以来の(近代国家としての)日本のナショナリズムの発祥とその変遷をたどった本です。戦後日本ではナショナリズムというととかく粗暴さや対外膨張志向を伴う無謀なまでの積極性と結…

A・J・トインビー 「現代が受けている挑戦」

トインビーの本は一度読んでみたいと思っていたところ、たまたま家の本棚に転がっていたので手にしてみた一冊。トインビーだということで楽しみにしていたのですが、翻訳が最悪でした。この日本語の悪文っぷりは「巨人」シリーズの比ではありません。音引き(…

ジェイムズ・P・ホーガン 「内なる宇宙」(上・下)

「巨人」シリーズの最新作。ホーガンだけあってアイデアとストーリーは読ませるのですが、「巨人」シリーズはお世辞にも訳があまりよいとはいえず、日本語の文のもっさり具合で読む楽しさが大分削がれてしまっているような気がします(それでもグイグイ読ませ…

尋常ではない猛暑とその他いろいろの原因でテンションが下がっていますが、そろそろ貯めたものをダンプするか。とはいっても最近あまり新しいものを追いかける気力がなく、再読が結構あります。