2004-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ユニバーサルサービス接客術

目次は出版社の紹介ページを参照。 うーん。こんな本が出るご時世になりましたか。 ある特定の障害について実際にどういうニーズがあってどのような対応が適切なのか、ということは自分がその当事者か直接的な関係者でないかぎり滅多に知る機会がないもので…

世界を見る視点

観察者が立脚する視点によって見えてくる世界像は異なってくる、ということを心理学の立場からは岸田秀、生物学(と科学史)の立場からはスティーヴン・ジェイ・グールドが書いていますが、先日物理学の立場からの説明を読んで目から鱗が落ちました。 いろもの…

アン・ライス「肉体泥棒の罠」(上・下)

ヴァンパイア・クロニクルズ第四作。前作とはうって変わって舞台は現代(90年-91年)に限定され、最初から最後までレスタトの一人称で進行します。人間としての身体と感覚に対する執着を捨てられないレスタトが「肉体と魂を切り離し、交換できる」という詐欺師…

アン・ライス「呪われし者の女王」(上・下)

ヴァンパイア・クロニクルズ第三作。前二作で話の基礎になる世界観とキャラクターの方向性がかっちり固まってきている上で、太古から生き続けている双子の魔女や、この世に生まれた最初の世代のヴァンパイアたちなど新しいキャラクターが登場し、古代のヴァ…

ジョルジュ・ジャン「文字の歴史」(『知の再発見』双書)

こちらも創元社の本ですが、SF/ミステリーの東京創元社とは別の出版社です。ややこしいので念のため。ここの「知の再発見」双書というシリーズに年末から新年にかけて出版社がテコ入れしていたらしく、町田や新宿の書店で平積みコーナーができていました。新…

天の十二分の一

1月も終わってしまいましたが、そういえばちょっと前に「天の十二分の五」という作品が創元SF文庫から出ていたなーと思っただけで特に深い意味はありません>タイトル。 というわけで思いだしたようにやってみる読書感想文まとめ書き。本当はうそ師のように…